熊七拾八号／大泉学園K邸新築工事

［2019.3竣工］
1階に畳と縁側があって、リビングからお庭の家庭菜園が出来る家に住みたい。土に根ざした自然な生活がしたい。大泉学園のマンション住まいのクライアントが、愛着のあるこの場所で郊外の一軒家に住み替えしたプロジェクトです。

土地探しから始まり、まだまだ郊外に畑が多い地域性を生かし、畑が続く理想の場所を見つけました。区画割から南側に住宅が建つことを鑑みて、2階の南面に採光用の吹き抜けを設けました。庭に続くリビングに冬でも奥まで日照を確保できるよう配慮しました。リビングダイニングからキッチンと和室（仏間兼客間）から庭にアプローチできるL型のプランとして縁側を設けることで、庭の畑を囲んで楽しめるよう親和性に配慮しました。各階の床には時ノ寿の檜を使い、和室の床柱をはじめ窓枠など、桧を使う部位は無垢桧で造作しています。